ヒグマはじめました・・・

宮島で鹿も怖かったんだわー

暑い、息が苦しいくらいに。
部屋にいても命の危険を感じるため、ひらきなおってエアコン使うことに。
意識が朦朧として何もできないんだもの。
そんでくだらないことを検索していたらひっかかってきた、さんけべつ。
いたずらにこの一文を読んだことですっかりヒグマに興味をもった私。
wikiに投稿された文章の中でもベスト3にはいるのではないか、と誰かが評していた名文三毛別羆事件←コレがとにかく秀逸で、秀逸すぎて読んだことを後悔。
中途半端に知っていると余計に怖いじゃないか、ということで興味が尽きるまで逝ってみようと思ったわけだ。
それまで熊に襲われるなんてひとごとだったのだが対策せねばという気が突如湧き上がり。怖くて落ち着かない気持ちになった。
こんなに暑いのに、だ。
窓の外はひどい吹雪で、一面雪で覆われている、中に黒い影が動いたらそれは熊。
私は恐ろしくて動くことができない、そしてそのまま熊にぶんなぐられて血だるまの肉塊に。そんな風に、でっかい熊の食料になるでもなくただなぎ倒されて土に還る8歩手前ぐらいになった自分が鮮明にイメージされて怖いんである。これって前世の記憶というやつなの?それとも何よ?

でかさをもっと具体的にイメージしてみよう、ということで剥製をみにいってみたけどでかすぎたのかなんか違うかんじ。
動物園で熊みたいことあるけど感想は「もっと動いてみせてほしいなー」。
が、熊が能動的に動きまわっている状況が目前に訪れたとしたらそれは肉塊フラグってことなんである。きゃー。
すでに熊研究に明るいマイミクさん(略してクマミー)がいるため、その人の指南も受けつつ根源的恐怖のひとつと思われる熊恐怖の探求を試みてみる。主に読むアプローチになるが続ける。

とか思っていると、ケーブルで映画かいじゅうたちのいるところをやっていてみた。

かいじゅうたちのいるところ

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かいじゅうたちのいるところ [Blu-ray]

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本人のイマジネーションの産物とはいえかいじゅうたちのデザイン怖くて(絵本のまま)、男の子はよく普通に混ざれるな、とか思ってしまう。
あのかいじゅうの中の人にはなってみたいなーとおもってしまう。
着ぐるみの中の人になるバイトって、いつか絶対にやってみたいとおもって果たせぬままだそういえば。BBAでもはいらせてくれるかな?
映画は悪くなかった。けど、まったく同じ内容を日本人キャストでやっても私の心にはなにひとつ刺さらないと予想。
とにかく、この世の熊には二種類あり、私の知るファンシー種の熊は本来とは別の種の熊なのである、ということは思い知ろう。

ムロツヨシ目当てでみた「名もなき毒」(ドラマ、原作宮部みゆき)があたりだった。
「うらやましー」とか「ずるいー」とかわりと軽はずみに発言しがちだけど、言われるとむかつく言葉の一つ。
その一点に集中すると色んな要素を絡めながら「よく描けているなー」となる(わたしはこっちだ)が、青酸カリ、脅迫電話、ジャーナリスト、土壌汚染とかのほうに目をむけると「で?」ってなるであろう。
人の痛みには鈍感どころか存在すら認めないのに、自分の欠け痛みだけ大音量でアピールする人は嫌だな。でもそのプチっとした毒気ってしばしばでくわすよね?という話。
私ときたら、ふざけたことに犯人の存在に、納得はできないけど理解はできる。少しだけど共感すらできる。自分のプチ毒に、自分が毒されている自覚もあるし、もてあましている自覚もあるから。一線をこえたらこうなってしまうのよねーとおもいながら見た。