Аппетит

しょくよく


しろくま、というアイスがおいしいという噂は聞いたことがあった。
たまたま「白熊」という名前のアイスをみつけたので買ってみたのだ。
パクりでもいいので白熊してみたい、といういじましい気持ちで。
食べてみるととてもおいしい。練乳がけカキ氷の中にミツマメの具を沈めたような味。
久しぶりに食べるギュウヒ(らしきもの)の触感が懐かしくも新鮮で(どっちだ)、みかんの缶詰をこよなく愛した日々が思い出される。
パチもんなのにやるではないか。
また買ってこよう☆と思いつつ、製造元丸永製菓株式会社を調べる。
パッケージに「九州名物」と書いてある。
わざわざ書いてあるので嘘なのだ、と決めてかかっていたけれどもカタリではないらしい。
「白熊」とか「しろくま」とか「白くま」とかあるけれども、丸永製菓は本当に地元ピーからリスペクトされる会社のようだ。
姉妹品にも目を光らせようと思う。
セブンイレブンで売っているという「和風白くま」も食べてみたい。(こっちも本物)

なぜか今とても空腹でヒモジイため、食べ物のことしか考えることが出来ない。
キューリー夫人は、読書をしさえすれば空腹を忘れ、本を買うためにパンの購入を諦めることができたというが、そんなことは私には無理だ。
空腹にまかせて食べもののことばっかり書きたい。書いてしまえ。

私が興味を示しているネット購入可食品がある。
今とても腹が減っているのでポチりたい気持ちでいっぱいだ。

http://cuoca.com/index.html
ミスドで使われているドーナツの元だという。
家でミスドが作れるなんて素敵ではないのか。
しかし、ミックス粉が同じだけで、自分にあのドーナツが作れる気はとてもしない私だ。

http://www.fukahirera-men.com/item01.html
松本紳助で、紳助が紹介していたラーメン。
家に買い置きしておいて、小腹が空いたときに紳助は食べるという。
紳助はこの味ならば許せる値段だ、と発言していたが、私はこの値段でまずいラーメンが存在するとしたら許せない。
番組の中で実際に作って食べていたが、紳助がウンチクを語っているうちに松ちゃんが鍋の管理を怠り、麺を茹で過ぎるというハプニングが発生。
結局、二人は麺の延びたラーメンを食べて「旨い」と褒めていたのだが、この場合、「茹で過ぎた状態でもおいしいほどにおいしいラーメン」とすべきなのか、「茹で過ぎたラーメンを褒めるような舌」を信じるべきではないのか悩むところだ。
トロミのあるスープにフカヒレ!あ〜。

http://www.kissyouen.com/shop/m_shop.cgi
家でミスドも凄いとおもう。しかし、家でケンタ○ッキーはさらに魅惑だ。
買ってくりゃいいんだけども・・・それでいいと思うんだけれども・・・11種類のスパイスってのがどんなもんなのか、この目でみてやりたいと思う人もいるはずだ、私だ。
まぶして揚げるだけじゃなくて、途中に蒸す工程をいれたりするとさらに本物らしくなるらしい。だから最初から本物を買えばいいんだけどもさ!
ケンタのことを、私は知っているようで知らないのである。鶏肉じゃないらしい(ではなんの肉なのだ)とかいわれると、「そうかも」と思う気持ちがあるのである。
そもそもカーネルって誰なんだ、と。なぜ道頓堀に投げるのか、と。
店頭でみたらなんとも思わない粉なのかもしれない。ネットでヒソリとポチることで価値が倍増する気のする不思議な粉なのだ。

ポチって食べてみれば、この無闇に膨らんだ妄想(と、食欲)は消える気もする。
名物に旨いものなし、という感じ悪いが的を射た表現にも習い。(白熊はおいしい)
しかしそそられる。
このような丑三つ時の食べ物を、「おとりよせ」だとか呼ばずに「秋葉系食品」ととりあえず命名したい。
訪れて食べるでなく、取り寄せるでなく、衝動にまかせた検索にひっかかるご馳走、秋葉系。