хрупкий

晴れても雨でも


ひっそりと石鹸作成にトライしていたアテクシ。
問題は苛性ソーダちうブツで、容器にでかでかと「劇物」とシールが貼られていたりしてどきどき。その素手で触れない状態のものらを、失敗した場合いかにして廃棄すべきか?とかいうのが心配で、マニュアルを読むと脈が早くなってしまうのだった。
しかし、こうしていても埒が明かん、やるだけやってみるべ、失敗したらビニールでぐるぐるにしてしれっと燃えるゴミにしちまいな!と突然に覚悟を決め、恭しくエプロンなどつけて着手してみた。
サラダ油にて作る石鹸のレシピが発見できなかったので、とりあえず廃油石鹸のレシピをぱくりんちょ。
苛性ソーダを水で溶かし、それを油にいれるとケンカ反応というのが出るので分離しなくなるまでかき混ぜて、ドロドロになったら型に入れて放置、型からだしたら切り分けて、さらに放置して熟成させるべし。
水をいれるのは苛性ソーダを溶かすためで、液体ならば大抵よい、という。
水が一番穏やかだけれども、たとえば牛乳などいれると盛り上がるので注意、という但し書きがあったので牛乳で。
プルプルしながら材料を測量し、まずは牛乳と苛性ソーダを混ぜるナリ。
噂にはきいていたが凄い刺激臭。これは前にもかいだことのある匂い。立ち上る煙、牛乳がすっかり黄色い色になって危険をアピールする中、うーん、うーん、なんだったか、この匂いはなんだったか!と記憶をたどる。
思い出した、これは、私がちびっこの頃、ヲカンが使っていた白髪染めのニホヒ!
そういえば、パーマ液のにおいにも似ている。
鼻にツンとくるショッキングなニホヒだ。
換気扇を回して、窓を全開にしていたけれども、それでもまだ心配になって勝手口を開け放ってしまった。匂いはもとより、立ち上る煙が怖すぎる。
しかしいまさらあとには引けないのであって、ダマダマをきにかけながらも苛性ソーダを溶けるだけとかし、早々にサラダ油に投下。
またまた噂どおりに分離したのでハンドミキサーで混ぜまくる。
苛性ソーダは乳白色、それを牛乳にいれたところで真黄色(ウコンのような)、サラダ油にそれをいれると、油から透明感が消えてにごったミルクティーのような色になった。
シャバシャバシャバシャバとずっと混ぜ続ける。
予定では、ここでモッタリと重くなり、持ち上げて「ノ」の字が書けるような状態になるらしいがならない。
そういうときは、しばらく放置したあと再度混ぜましょう、ということなので放置を決める。
ビデオをみながら掃除機をかけて・・・などしているうちにすっかり忘れそうになるも、思い出して駆け寄ってみると、おお、若干モッタリしている!さらに混ぜる、放置するを繰り返す。
台所におっぴろげてしまったので、なんとしても型いれまでしないと日常生活に支障をきたす予感がするです。
何度かいじくったあと、もうこれ以上はモッタリしないようだす、な状態までこぎつけた。
強引にミキサーしたお茶の葉を混ぜる。なんか混ぜた方が楽しげだったため。精油をいれないとどれぐらい臭いのかジャッジするため、匂いをつけるものは何もいれないで試してみることに。
で、ゼリーをつくるためのリース型にいれてみた。
放置すること数日。今日、中の様子をみると、まだ柔らかいながらもちゃんと固まっている様子!週末にこれを切り分けて、晴れて熟成させてみようと思う。
サラダ油の缶は全部で6本もあるが、まだ一本も使い切っていない。
私はこれからかなりの量の石鹸を作るわけだが、「あーサラダ油じゃなくてもっとココナッツオイルとかそういうのでやってみたいよー」という欲望が。
どんだけ作るつもりなのか。
しかもかわいい形の石鹸を作りたい、という欲求断ちがたく、チョコレート作成の型を物色する日々なのだが可愛いのは値段が高い。ロバの形の型をみつけたが「0が二個多い」といってやりたいような値段だった。だいたい、石鹸をロバにしてどうしようというのか。
しかしロバにしたいのだ・・・悩む。