ральная

寝てみる

白い巨塔にいってきた。
麻酔注射をしたあと、“じじじ”という音を聞きつつ目をつぶる。
自分の目でリアルタイムウォチしたいという欲求もあったが、「失明しちゃうよー」と先生が脅すので我慢の子だった。
目をつぶりながら、“目隠しをされる”という受動的な行動ではなく、“目をつぶり続ける”という能動的な動作が予想通りに難しいと知った。
予想通り、というのは、めちゃイケシンクロナイズドテイスティング*1で、ハラニシサンに面白いことを言われてても、目を開けずにリアクションするオカムラサンは「よく目を開けないでいられるなー」といつも思っていたからだ。
私なら、何かにつけ目を開けて反則をとられるところ。
生きたまま火炙りとはジャンヌダルクな私だ。ジャンヌダルキー。
オカムラサン、お首のところがコゲコゲしてない?
確かに、お首のところがコゲコゲしてるね。
これは、お首のところが、コゲコゲ祭りじゃー。
コゲコゲ祭りでわっしょいわっしょい(この間ずっと目をつぶる)
巨塔にいくといつも思う。呼吸器をつけたまま搬送される人、採尿室前の不穏な臭い、妙に顔色の悪い白衣の男。
ここが日常になるような日々が自分と家族に訪れませんように。この弱虫なキャッスルに。
今日は様子見、ということで一部だけ火炙り。結果良好だったらエリア拡大の作戦。
私にフランスが救えるか。

*1:ペアで目をつぶって何かを食べ、ディスカッションのみで息を合わせて自分が食べたものを当てる。鼻栓をしているので難しい。失敗すると氷の中に狂喜のダイブ。いずれにしてもオイシイ