ошибка

あつい

晴れとも曇りともつかない。朝イチで部屋の温度計をみたら35度とかになっていてびびりまくる。常時モア〜と下から迫り来る熱気。ぶつけどころのない怒り。
頭の悪さが倍増し、めんどくさがりに拍車がかかる。
散髪も嫌。買出しも嫌。
頭はボサボサしていて余計に暑苦しく、これ以上の熱気を避けるためにドライヤーも拒否しているので野生化著しい。
すっかり世捨て人になってしまった私。人里に出るためには、まず人に化けなければならない“ごんぎつね状態”に陥ってしまった。
しかし人に化ける気力がない。買出しもシードした結果、在庫だけでなんとか腹ごしらえせねばならない。
私が今大量に持っている在庫はたまねぎ。
一袋買った途端に、家庭菜園しているヲサンからとバケツにハチハチのたまねぎが進呈され、台所のみならず玄関にもたまねぎを隠し持っているのだ。
これでなんとかならないか、とたまねぎを見つめているうちに、笑金のお料理コーナーで品庄の品川が作っていた偽パエリアを思い出した。

☆偽パエリアの作り方☆
みじん切りにしたたまねぎをいためる。
ちっこく切ったベーコンをいためる。
それを洗った米と適量の水のはいった炊飯器に投下。
マヨネーズのチューブで“の”の字を二度書く。
洗ったトマト(丸のまま)を3〜4個ぐらい埋める。
塩コショウ適宜。
炊飯。

私の記憶によるとこんなかんじ。
自分でもなんでこんなことをしようとしたのかわからないが、突然思い立って実行してしまった。
炊飯器の蓋を開けたとき、なぜに自分がこんなにも、三宅裕司*1の舌を過信したのか自分を問い詰めた。
本当はマズイんだろうなあ、と思いながら見ていたのになぜ。
しかし答えはでない。
分離したマヨネーズが哀愁を誘った。
私はただ、買出しにいかずに何か目新しいものを食べたかっただけだ。
敗因は水加減だったので、品川にも三宅にも罪はないが。
雨のない梅雨がこんなに子狐ちゃんの脳をクラッシュさせているのだ。
私は雨を待っている。シトシト降り続いて底冷えのする雨の日を。

*1:品川のパエリアもどきを試食して褒めていた