593

CastleDragon2005-08-23

気温の話だけすれば、今もまだ暑くて汗ダクダク汁ダク。
しかし、明らかに陽は短くなっているし、もう秋なんだよなあと思わないでもない。




久しぶりにテレビでゴクミをみたこの感じを、なんと表現したらよいのだろう。
美人は何をしても良いと思っているので、ゴクミが何をしても私は怒らないつもりでいる。
美人をみるぞーと思いながらゴクミを見始め、美人をみたぞーとゴクミを見終わる。
美人に関する通説として「美人は(人からチヤホヤされて生きているので)性格が悪い」というのと、「美人は(容姿に端を発したコンプレックスがないので)不美人よりも性格が良い」というのがある。
ゴクミは両方を体現した不思議な人だ。
自分以外はみんな馬鹿だと思って疑わないような態度は相変わらずで、とことんお安いムードの漂うCMに臆することなく身を投じる姿からはキサクさが感じられる。
松坂慶子も、吉永小百合も美人だと思う。
女優さんは美人だなあと素直に思える。
ゴクミから感じられる説得力はもっと異質なものだ。
美しさとは心栄えだ、とか、仕草が美しいと姿も良く見えるものだ、とかいう実態のないものにはこれっぽっちも根ざさない。
何かを表現しよう(芸術への憧憬)とか、人から理解されたい(自己顕示欲)というコツコツした作業に取り組む気概があまりにも感じられない。
若いうちにオッサンと所帯を持ったのに、ヤンママとかいう風もないし、代表作といえる仕事も思いつかないし、美人の気苦労を苦にするようにも見えない。
女は綺麗でいるのが仕事ですからぁと山咲千里が言っているのをみたときは“うへぇ”と思ったもんだったが、そういう系の語りにはいる人でもなさそう。
ゴクミは動かない。人を動かすことはあるけど。
総合すると、「可愛げがない」ってことなんだが、こんなに「可愛い要素」を邪険にする美人もなかろう。
美しさは目で見るもの、可愛さは心で感じるもの。
可愛さを否定するのはリスキーなはずなのに、ゴクミに関してはそれがアリになっている。
私の中では、人というよりも建築にカテゴリしている。
ヒロミGOと不倫してたとか、とんね石橋と同棲してたとかいわれると、大きな石造りの物件の上で、踊りまくるGO(ジャケットプレイ)やはしゃぐ石橋とかが脳裏をよぎる。
ゴクミは花でなく石に到達した美人という有り難味を感じる。