そんなコートに俺がクマー

黒木瞳はオモシロおばちゃん。すみれのはな〜♪と歌いだしたとき、視聴者の4割ぐらいが「音痴!」とつっこんだことと思う。2割ぐらいの人が「このオヴァは一体?」といぶかり、残りの4割が無関心に受け入れるも、そのうち8割ぐらいの人が「あのオカマみたいな男(お台場所属・川端プロ20年選手)はなぜいつも年末になると気苦労を背負い込むのか」と気の毒がったはずだ。
「飛天の間でのお色直しは私の夢でしたから」というセリフがとてもよかったよ瞳。
25年もやっていきついたところがそこかよ、っていう。25周年は秘密にしたほうがよかった。宝塚時代を「芸能生活」にカウントするのもちょっとズルイと思う。
ただテレビをつけていただけなのに、瞳の25周年をいつのまにか祝わされているという驚き。
楠田枝里子はどこで何をしているのか。私が楠田だったら今夜は悔しくて眠れない。

ドラマにでてくる宮廷料理が自宅で作れる本。私が家で作った時点で宮廷料理じゃないけど気にせず作ろうと思って買った。
普通、料理の本って「簡単にできる」というのを売りにしていることが多いけど、この本は「お前らどうせヒマなんだろう」と決め付けてかかっている節があって「簡単に出来ると思ったら大間違いです」みたいな高飛車なところがとても新鮮。
レシピをみても味を想像できないところも凄いが、宮廷にもぐりこまない限り正解もわからないのでゴールすらみえないところもまたよい。