きらり


録画しておいた紅白を今頃見た。
番組の一番出鼻のところ、「勝負開始」「負けませんよー」「今のところ五分」「優勝旗返還」とかの茶番部分が結構好きなのだが、どうしたことか、歌手がゾロゾロ入場するところまでぶっつり録画できていないではないか。
何がどうしたのかわからないが、HDDの時間が5分近く遅れているのだ。
停電したとかなんかしら事件があったのだろうか。それにしてもよりによって!と思いながら時報をききつつ時刻修正。もっと早く気づきたかったもんだよ。
時間差のせいで、紅白ならではの小芝居を見ることが出来ずがっかりする。
録画は、もんたが力ずくで慣例を打ち破ろうと無謀な尊大プレイを繰り広げるところから始まるのだった。

年末の歌番組で、最高峰は実はMステの年末特番だと思っている。あの客席の間近のぐる〜りと長い花道、そこからセリでドカンと歌手が飛び出して、よろめきつつ歌いだす様がたまらない。最近すっかり身も心も枯れたとかいいつつ、次々と生身の芸能人が間近に出現して奉仕してくれたら、相手が仮に大木凡人クラスの有名人でも私のアドレナリンは蘇るに違いなく、完全に舞い上がった客席の様子を生暖かく見てるようにみせかけて実はとても羨ましく思っている自覚がある。
しかも、Mステは生歌で生演奏だったりもするのでその点からもモチベーションが高い。
スケジュール的にMステのほうが先に放送されるわけで、聞いたことのない演歌や、応援メッセージとか無い分、濃縮度も圧倒的に高い。毎年本当にMステ特番が好きだ。
ところが2005のMステスペは自分的には不発であった。
小耳に挟んだところによると、去年より1000人も客が少なく箱も狭い。
なにより、Mステスペの真髄「セリからドカン」の勢いが足りない。
アホか、というほど飛び出してこそのセリなのに、なに流暢にモタクサとせりあがっているのかと。

そんな私なので、紅白は一曲目が好きだ。出演者勢ぞろいの中、「トップバッター!」とかいってテンパる人をみながら自分もテンパるのが好きだ。
今年は当然、ウェンツとテペたんが泣きながらテンパるものだとばかり思っていたのにどうしたことか、一曲目は細川たかしときたもんだ。
たかしのことは嫌いじゃない。日本で一番歌の上手い歌手だとすら思っている。紅白の中盤か終盤で、たかしの歌をきくと本当に心が洗われる気がする。紅白の良心だ。
そうか、たかしは北酒場なのか・・・(民謡をききたかった)。
ちょっと気分が萎えてしまい、アミスズキの破壊力にまたしてもしてやられながら、なかなか気分が盛り上がらない。
・一番楽しかったのはゴリエだった。歌ってなかったけど。
・マイクラキの顔が変わりすぎ。別人のようだ、といいつつ元の顔もうろ覚えだ。
・一番年末を感じたのはNANAの歌の中島じゃないほうの人。
・去年の松坂慶子(神クラスの美貌)に対抗して(?)吉永小百合反戦は大事だけど紅白にねじこむ必要はあるのか。もっと明るい小百合がみたかった私はプチ小百合スト。
さだまさしの貧乏臭さはミスターオクレを凌ぐ勢い。本当は貧乏じゃないのに貧乏に見える人が本当の貧乏だと思う。貧乏神認定。
ゴリエの衣装チェンジが結構気合はいってた。一番お洒落に気を使ってた。なんて思いながらリアルにゴリエフリース着用中。ゴリエファンなわけじゃなく、安くてあったかそうだったから。実際あったかくて大助かり。胸にでっかく「PECORIuniv.」とか書いてあるけどあったかければそれでいい。紅白におけるゴリエの存在そのものだ。ただの可愛い巨乳です。乙。
・クミコウダは全然エッチじゃない。あれはスケベである。そこはかとなく漂うRIKACO感。
琴欧州かわゆし。
・レボリューションはなぜスターウォーズか?
天城越えが、さゆりの俺アレンジによって私の知らない天城を越えている。なんであんなに怖い顔を?
ユーミン初出場。なぜ今?死期を悟ったのか?
・「別に出場できなくてもかまわない、年末のんびりできてむしろ好都合」とかいいながらも、アキオワダは明らかに大張りきり。歌えて嬉しいなら嬉しいと素直になぜ言えないか。
グループ魂がアリなら、トンガリキッズもでたらよかったな。

今年の4月でいいともが終わる、というのは本当なんだろうか。それで、笑点の司会がタモさんになるとかいう噂の真偽は・・・。
もんたの人徳の無さというか、懐の浅さを思う。4時間も騒いで何も残らないお前。タモのいない昼はアルタのない新宿だというのに。