脳皺

微妙に陰気

ユリオプスデージーのことを、ユリオプシスデージーだとずっと思っていた。
ほんのさっきまで。
あまりにも草姿が乱れたので剪定したい、そのために検索してもろくなことがひっかかってこないので困っていた。
間違えた名前なのにちゃんと検索にひっかかってくるのがアダに。
酷いのになると「コリオプシスデージー」とかなっちゃってるから。
(片仮名の“ユ”が“コ”に見えるフォントは存在する)
間違えて覚えているナマエは結構ある。
得に花の名前は、読み書きするだけで口にだして発音することもないので不自然でもそのまま思い込んでいることがある。一文字違っただけでも、別の花になってしまうこともあったりするからますます困る。
自分でもあやふやなままやり過ごしているうちに手が打てなくなることもある。
荻原さんと萩原さんの違いとか。
私としては特に、後藤さんと衛藤さんがヤバくて、後藤さんを衛藤さんとは呼ばないが、衛藤さんのことを「ゴトウ」と発音しながら過ごしていた数年間がなぜか存在し、衛藤さんを見るとちょっと緊張するのだ。

アルメリアプルメリアリナリア・・・・あー紛らわしい。
齢を重ねるごとに、語彙は増え続けると思っていたがそうではなく、よりインパクトのあるほうに勝手に上書き保存される現象があるので気をつけたい。というか、諦めたい。

肝心のユリオプスデージーだが、気が済むまでゴリゴリに切ってよいらしい。
新芽の上で切ろうと悩んでいるうちに、芽の位置が上に上にやってきてろくろ首になり、下はスカスカでどうしたら人の家にあるようなフッサフサになるのかと思っていたのだ。
忘れないうちに切るどー。