車線変更25時

これからの未来に向かう戦い

子供の頃、クリスマスのシーズンになると、花屋で「クリスマスツリー」が売り出された。
そこからいいサイズ、いい枝ぶりの子を一株選んで、“家まで担いで帰る”というのが好きだった。エキサイティングだった。「木を一本担いでいる」という非日常な行為、クリスマスのワクワク感、年末特有の無駄な浮き足立ちぶり。
飾り付けたツリーをクリスマスまで飾って、クリスマスが終了するとツリーは庭に植える。
これを何年もやっていたら、いいかげん庭がツリー林(すなわち森?)になると思いきや、ツリーは北国育ちなため、関東ではある程度の大きさになると枯れてしまって育たない。
いつごろからだったか、ツリーはプラ製のものを使うようになって生ツリーは遠ざかっていたが、大人になるとあのツリーが恋しい。
昔はあれが普通に売っていたとおもうのに、今は一年中売っているコニファーを、クリスマスっぽくおめかししたものをお為ごかしにセールするシステムになったみたいだ。
探して探してやっとみつけたツリーは、通称「山の花屋」にあった。
家の近くの本当に山の中で、造園業者がやっている花屋で、問屋からいきなりで流通ルートを通していないので安い。
「これは!」というのをみつけて、クリスマスには飾りつけして・・・と育てるも、見ごたえのあるサイズになったなあ、と思ったあたりでやっぱり枯れてしまう。
懲りずにまた買ってきて、ウホいいサイズ!になったというのに、去年また枯れてしまった。
正確に言うと「枯らしてしまった」というの?
ツリーの名はトウヒ。
北国の木なので寒さに強いが暑さにめっぽう弱く、根が横に浅く張るため、乾燥が苦手でかといって湿気も嫌い、太陽にはあたりたいが過度な直射はやめてください、ととんだお嬢様ぶりだ。
しかしこの姫をチヤホヤするのもなぜか楽しく、去年は喪中なので自粛だったけども、はい、今年またお迎えしてしまった。
キャッスル近所は最近変化が激しく、あの安くて気取りもなく適度に適当なあの安売り山の花屋も店じまい。
今年お迎えした姫は高い!サイズ同じぐらいなのに、山の花屋の4倍するぜ。
他の花苗なども問屋的なところから仕入れているけど、輸送費が値上がりしまくりで、一度に大量に買い付けしても割安感がない、というか高い!
数百単位で苗を仕入れて贅沢気分を味わえたのはもう過去のお話だ。
なんでも縮小でつまらんな!

そこへ小室の件。
何度記事を読んでも内容が把握できないため、元小室ヲタの人に聞き込み調査。
お金の桁が大きすぎ、パンジーの苗が80円なのが悲しくて死にたくなった私には把握できなかった。
通帳に書ききれないほどの残高が、6kまで減ったときの気持ちってどんななんだろう?
私なら、0が一個減った時点で半狂乱なんだけど、そういう問題じゃないそうです。なんでよ?
で、私の持つ小室の思い出。
あれはまだ彼が三人組で活動していたころ。
パティパティというアホ音楽雑誌にいたく傾倒していた私はチラっと知ってはいたが、まだメジャーっつーほどメジャーじゃなかった彼。
私が定期購読していた料理の雑誌(献立がカレンダーになっていて便利)に登場。
その雑誌に下世話な連載があって、有名人の「思い出のメニュー」のレシピと戯言が載っているカラーページがあった。
彼の思い出メニューは、まだプロを目指して二人の友達とガンガっていた頃、家でママンに作ってもらったスタミナメニューだった。
それがとても普通のメニューで、ピーマンにひき肉詰めて焼いたもの。だった記憶。
音楽で認められたい!ということで友人と頑張る僕、それを応援する母。
今もその母メニューが好き、それを食べて、友人と夢を語らい、母の応援してくれた日々が今は宝だという美しい系の記事だった。小室の部屋でバンドの練習をしたあと、小室ダイニングで小室ママンの手料理を小室と小室友人とで食べたんですと。
当時、ロック!とかいってきばっている人が、まさか奥さん向け雑誌でお母さんと一緒するなんて、とても意外で覚えている。
そのあと世紀末に再登場した僕はなぜか「食には興味なし、ファミレスでいい」とかの悪食アピールで、とにかくそのキャラの盛りどころを不思議に思っていた私。
食欲と性欲ってやっぱりどこか繋がっていますか?
ママンご飯を否定にかかった僕のお好みは見事に悪食ガール勢揃いでしたな。
「粗食ですね」としかいいようがない。
最近ひっそり出所したタシーロのインタビューで「臭い飯は本当に臭い」という衝撃事実を知った私。
臭い女ばっかりこましたから、臭い飯も平気な僕に、今はなったのか?
もうピーマン肉詰めのドリームディナーには戻れないの?

アムロの旦那だった男と一緒に踊っている、「人間のメスがここまで汚くなれますか?」ってかんじの汚ばさん二人。今の僕の通帳残高は、多分あの二人よりも貧乏だって。なぜか、私はここが一番納得いかない。


今、自分の物欲にすごい腹が立っている私。お金持っているのにちゃんと溜めない、使えないという人を見ると本当にムカっとくるわけ。私が怒るのも筋違いですけど。
しかし、小室はクオリティーはどうあれ実際に音楽をやって商品を作っていたわけだから、有象無象な人を相手に見えないものを金でやりとりしていたホリエとは違うと思うの。
ホリエは金を移動させていただけで、だいたいの人は遠巻きに見ていただけ、「ヒラメの縁側最高」とかグルメぶっているのを下品だねと思いながらみていただけで、客になったことはないんじゃないかい。
小室にはちゃんとお客さんがいたさ。
そうとは知らずに好きだと思っていた曲に、たくさん僕作があって世紀末には驚いたもんさ。
あと!
あの人は今みたいな企画で大捜索され、死亡説が流れていた「水割りをください」の人が、「今も印税があって助かっている。」と語っているのをみたとき、印税という言葉の響きにすんごいドリームを感じた私なんだけど、間でこんなに抜かれてる、と知ってそれもショック!
強烈な美里ヲタな友人と、強烈な千里ヲタな友人を持っていた私(人のことを言えないヲカムラヲタ?)からみれば、パティパティってどこまでいってもパティパティなのねというかんじ。
なまじポップなばかりに尊敬の対象にもなれず、センスが古くてヲサレにもなれなくて、超えられない壁を越えようと胡散臭いヲヤジに頭下げたが最後、置いてけ掘りで身包みはがれて振り出しからさらに3歩後退。
ポップはステキなことなのに。ウニクロTは悪くないのに。
「前科」がつくとさすがに笑えないけど、兄弟でバイク王の歌を歌っちゃったあの人たちのあれも私は前科として扱うよ?
で、なんだか開店休業みたいな吉川がなぜか今パティパティ王国の残党か。
人生ってわからないな。
私の貧乏だけ確定だ。合掌。

号泣メモ
・こう見えても自分は、顔の知れた人間だ
・世界に一曲
・未来の音が聞こえてくるね(ダチョウ倶楽部
・アホだな (そうだよアホだよ)パーク・マンサー
・遠藤マークパンチャマ
・ポン酢
・人混みをすり抜ける大人が誘いの手をひく経験が増えていく避けて通れなくなってた
・杵=AB蔵の隠し子産んだ女(=餡餡ヌード表紙)を愛人にしていた人
現役嫁が妊娠したら愛人(当時歌手、プロデュースしていた)をポイ捨て、取り乱した女が歌舞伎座に本拠地を移す。缶9郎(現・缶3郎)、鵜痕の愛人を経てABをひっかける暴挙
・臼=棒