あいこあいこ

石鹸を仕込んだものの、どのタイミングで型(ぎうにうパック)から出して切ったらいいのかわからない。硬くなりすぎると切れない気もする。勇気をだしてパックから取り出してみた。
牛乳石鹸みたいな色の、丸みを帯びた四角い石鹸ができた。
ココロのままに切断したところ、大きさがそれぞれマチマチに。
それで二本目からは砥石(硬くて丁度いい太さ)をあてがって同じぐらいに切断した。
一番出来上がりが楽しみだったのは「みかん入り石鹸」。
庭のミカンの木(すっぱくてジャムにしかできない)の皮を千切りにして乾燥させたものを投入したのだけれど、仕上がりは微妙だった。
なぜか皮が原型をとどめずに、オレンジの水玉模様のようになっているところはかなりイイかんじ。しかし皮そのものがゴツゴツしたまま残った地帯がかなりワイルドになっている。ほぐして取り出せる部分からは皮を撤去し、キューブに刻んで別の石鹸の「模様」として使用することとする。
コーヒーを使って、白地にマーブルを描こうとした一本は、まるっきり主旨を逸脱した出来だった。まずそうなピータン。しかもなぜか真ん中のあたりにのみピータンが浮き上がっていて、そのほかの部分はただの無地。
サラダ油だからなのか、何度作っても生地が柔らかめで、細工が裏目に出る傾向。
なんといってもがっかりだったのは「おーいお茶石鹸」。
私としては、「消臭効果」を期待してお茶の葉をミキサーで刻んだものを投下したのだけれど、色がエライことになっている上に、使ったゼリー型が硬すぎて綺麗にとりだすことができず、どれもこれもジャンケンのグーみたいな形になってしまった。
このインチキお茶と、ピータン石鹸のみ使用感テストしてみた。
まだ柔らかいながらも、ちゃんと泡がたつ!普通の石鹸よりも、手がガサガサせずに潤っている気がする(思い込もうとしているフシもある)。
台所で布巾や食器や掃除に使おうと思う。
ズラーと並べて乾燥(熟成)させているのだが、案外場所をとる。しかも材料が油なので、ここにゴキブリがきたらどうしよう、というのが現在の悩み。
悪臭とまでいかないが、油の臭いがまったくしないとはいいきれない。
やっぱりエッセンスオイルは使ったほうがいいようだ。
材料はいっくらでもあるので、また苛性ソーダを買ってきて、いい感じのが作れるまでしつこく挑戦する予定。しっこくしっこく!
乾燥させた月桂樹の葉やハーブなど、庭の草たちもどんどん投下していきたい。

不細工ですがイトオシイ石鹸たち。

座椅子と間違えてくつろぐ二人。
おーいお茶未遂石鹸。
アロエをいれてピンク石鹸をもくろんでいます。

マーブルをなめてました。

昔、ジョアのマンダリンオレンジ味ちうのが好きでした。
これは作っているとき、とてもおいしそうで食欲が増したのです。
(たべられません)

何も小細工しないとこんな風。
そのままが一番いいという説も。
ミルキーみたいな色。
これもおいしそうに見えてしまう。
形がゆがんでいるのは、具の重さに耐えられずにぎうにうパックが歪んでしまうため。