лестница

ももいろ


週一の連続ドラマを1クール見続けることを、昔は当然のようにしていたが、そのことを今は不思議に思う。よほどの旨みがないと食い続けられない。
その際、にくからず思っている男子を目当てに萌え目的で見ることさえも、ドラマの筋がグダグダだと辛いのは老化現象だ。
昔は、カコイイ男子が出ていればそれだけで満足して専用ビデオ編集とかやってのけていたのに。
椎名キペイが好きだったとき、脇役キペイの出ているところだけを繋げて一本のテープにしたこともある。みうらじゅんか。それでいながら、佐藤浩市を好きだという友人に、「うわーマニアック」などと言ってのけていた無邪気さ。
嫁とCMで小銭儲けしているキペイを見るたびに、私は一人、自分の若気の至りに悶え苦しんでいる。
そういうことで、私がもし昔のように汚れない心でドラマを見るとしたらば、出てくる男子がイイ!だけじゃなく、女子のほうも憎からず思える人であるのが必須の条件だ。
今、自分がアリだと思える女子は?
考えてみたが、主役をやっても違和感がない程度に大物で、妙な先入観ナシにアリと思えるのは仲間タン、深津タン、ぐらい。
矢田タンもややアリかな?と思ったが、この人はなんだか主役は無理そう。正面から見ると派手なのに、横顔になると突然に平べったい顔なのがこの人の存在を物語っている気がする(インチキ人相学)。
腹から声だせ、といいたくなる人ばかり。

小耳に挟んだだけなので、真偽のほどはわからないが、のだめがドラマ化される話があり、のだめ役をする噂があるのは、この人。えーっ、のだめはこんな子じゃないよ!とか言いたいけどいえない。誰だか知らん。

世界の中心で叫ぶ人も一体誰なのかよくわからず(しかもドラマと映画があるんよね?)、ポカリのCMに出ている人、資生堂の日焼け止めの人、そのほかグラビア系の人、アタイにはどの子もわからない。

つまり、「えーっ、あの人とあの人がケコン?」とかいって騒ぐのも、若いところで矢田ちゃんぐらいで終わり。それよりもっとヤングな人が何かをやらかしても、「えーっ、まじで?で、誰?」なことになる。と、ふと思った。竹内さんの件で。
そりゃ早見優も同窓会ばっかりやるよ、ってかんじだ。
脳の新陳代謝がなくなっているので、知っている人以外は全部知らない人なんだからな。
海馬そのものが老廃物なのか老人。
新しいことも覚えられないし、古いこともどんどん忘却しちょります。

で、ここ数日のニュースのために、何事もなかったかのようにスルーされていたモ娘。の石川さんには心からお悔やみ申し上げたい。
「あーこんな地味な子がセンターで歌う頃には、あたしゃもう死んでるかもしれないよ。」とか思ったもんだった。石川さんセンターの日は思いのほか早く訪れ、私もちゃんと名前を覚えたというのに、もうお別れなんですね。