Полюшко поле.

歩けー

http://www.nantes.fr/ext/royal_de_luxe_2005/index.asp
写真をみつけたとき、咄嗟に「うわ、グロ踏んだー」と思った。
しかしよくみるとそれはグロなんかではなく、むしろドリーム。
私は貪り見てしまった。
人形がでかい、というだけでなぜにこんな胸躍るのか。

でっかい樽からでてきてまたそこに収まっていくとは素敵すぎる。
「でかさ」というのはしばしば「凄さ」のことである。
大仏がでかいのは“とってもスゲー”を見せ付けたい、といういやらしい気持ちによるものだ。誇示。
初めてみたときには気持ちが悪くて腹が立った。
でかいものは怖いものでもある。
気持ちが悪い上に怖い。私はとても腹が立った。
ところが、腹立ちながらも私はそれを見ずにはいられないのだ。あなふしぎ。
そしてずっと見続けていると、大仏がでかいのではなく、たまたまコチラのほうが小さすぎたのだという気持ちになり、いつしか大仏目線で下界を見ると気分がハイ。
小さい服、小さい食べ物、小さな靴。
ブライスをみていて楽しいのは、ブライスが小さいのではなくて私がたまたま大きい、かのような錯覚。本来手に入らないものを所有できるかのような錯覚。
これは錯覚とわかっていてこそ楽しい。

このでっかい女の子、キャッスルにもやってこないだろうか。眼差しが慈愛に満ちていてなんともご利益がありそう。お供に象連れてるのもたまらん。