Нужно.

ツノ

スッパイもの得意な私にとって、酢はチョロすぎる。暗示に弱いため、良薬は口に苦くないと効かない気がして、難易度をあげるために黒酢にトライ。最初はむせたがすぐに慣れ、月2本のペースでボトルを開けてしまうほどの酢豪ぶりだ。
コーラにレモンを入れるのも好きなので、試しにコーラ+黒酢をやってみたら普通においしくいただけてしまう私の舌、麻痺?
飲んだことないけど“ウィスキーコーク”な心持で“Yes黒酢コーク、Yes”だ。
酢を飲むと体が柔らかくなる、それもサーカスにはいれるぐらいに、という噂が子供の頃にあったがガセらしい。良い力士に育てるために、武双山のオトンも息子に飲ませたというが、武双山は飲みたくないので庭に捨てていたという。
私が酢に望むのは、翌日に疲れを持ち越さないように・・・治癒力がみるみる上昇しますように、といった加齢臭たっぷりな件と、美肌、美白、ツルスベという痛々しい件だ。
家の鏡は、毎日使うので私との癒着が問題視される。知らない場所の鏡で酢の効果を確認すべしだ。
今日はスーパーのトイレの鏡で現実を凝視した。
鏡に映っていたのは、台湾からの留学生、日本語勉強中のやさぐれた女だった。
アジアが全開だった。サルティンバンコキダムも無理そうだった。場末のサーカスで玉乗りしていそうだった。
何もかも嫌になってトイレをあとにした。
悔しいので酢は続けることとする。