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きのぼり

子供の頃から「バームクーヘン」が好きです。作り方(棒に液状の生地を塗っては焼き塗っては焼き)を知ったときの衝撃を今も忘れません。
さらにブリュレも好きです。プリンの上の方ラブです。
そんな私が銀のぶどうの“バウムブリュレ”を食べました。
人の子の名前とお菓子の名前は、変に凝っているよりも直球のほうが、仕上がりへの自信と奥ゆかしさが感じられてアタリが多いと思っています。
バームクーヘンにブリュレしたからバウムブリュレだなんて・・・とワクワクして食べてみると、丁度よいシンプルさと、自分の好きな食べ物純度100%の嬉しさがこみ上げてきました。
バームクーヘンっておいしいのに、とてもおいしいのに、なんであんまり世間の話題にならないんだろう・・・チーズケーキとかやわらかプリンとかマカロンの話ばっかりしていてさ!(そりゃ私も好きだけどもさ・・・
コレを期に、バームクーヘンがお菓子界の頂点に返り咲くことを夢見る私です。
贈答品にはバームクーヘンを。(だって、こればっかりは手作りできないっしょ?
単に私がバウム好きだからですが。
シュークリームやプリンは定番で現役なのに、バームクーヘンの追いやられぶりには納得いかないものがあります。

きょうの猫村さん 1

きょうの猫村さん 1

人間が猫を可愛がる話と間違えて読みました。
何年か前、キャッスルの隣にちっこい家がありまして、昔は人が住んでいましたが空家になっていて、親戚の持ち物なので、私は引越し直後、物置に使わせてもらっていたのです。
なかなか片付けがはかどらなかったある日、その家を使っているのが私だけじゃないことにきづきました。猫がすんでいました。歩いているうちに足がブヨブヨした畳を突き抜けていくような家だったので、どこかから入り込んで住み着いたと思われます。
ある日、中からやけににゃーにゃーと声がする、しかも一匹二匹の話じゃないので恐ろしくなり、塀に登って明り取りの窓から中を覗くと、どうも、猫がお産をしたらしく、ごっそりの子猫がミーミー言うてました。
立ち退いてくれまいか、という話を穏便に進めたかったのですが、母猫は育児に必死でそれどころではないのでした。
ある日私がその家の玄関から中にはいろうとしていると、中でドカドカ音が聞こえて、正面の襖がバタバタ動いています。
すわ泥棒か、と硬直してみていると、襖を「ガラ」っと両手で開けてでてきたのは猫でした。
二本足で立った猫が襖を開けてこちらを見ているのです。なんすかこれは!
私は自分が見たのは幻かと思い、そうでなければ襖猫はズバ抜けて猫離れしたスキルのある猫なのではと混乱して、自他ともに認めるヌコ好きな友人にその旨を打ち明けました。
すると、襖を開けるぐらいは猫には朝飯前だ、と友人は言うのです。
その友人の猫は本を読みます。肉球で頁をたくってちゃんとお気に入りの頁を読むというのです。
えーっ。(私は信じません。)
猫村さんを見て(読んで)、私は久しぶりに襖猫を思い出しました。
もしかしたらエプロンつけていた?
私自身の猫との交わりは、庭で繰り広げられる“糞ウォーズ”です。
芝に盛られた猫のブツをブツブツいいながら片付けて、枯れないように芝を洗うのです。
先日も、芝にショワーとホースで水を大量散布していると、その様子を盛ったとおぼしき猫がジーと見とりました。
毎度毎度、私の大事な芝に・・・とコチラは思ってますが、毎度毎度、私の盛りに・・・とアチラも思っている風なのが気がかりなのです。
猫の大事にしているものの上に、私も景気良く糞をひってやりたい、とかたまに思うのですが、それさえも見通している風なところがとても気がかりなのです。私って鬼子なのかと不安になります。ひるか。