ところがどっこい

自明なことだが、歯は大事にせねばならない。
歯ブラシ、フロスに始まって、口腔内整備アイテムは増える一方なので洗面台にある棚がチューブとボトルだらけになっている。
それなのに、ああそれなのに。
歯医者にクリーニングにいったらばちゃっかり虫歯が発見されてリアルがっかり。orz←本当にこういう心境になった。あんまりだ。
最近、歯茎の面積も減っているような気もして、磨きすぎないながらも磨くように、などと自分に無理難題を課してせっせと世話してきたのに。なんでだ。
先生の解説によるとこうだ。
歯を使うと、エナメル質に小さな歪が生じて、そこに歯垢がたまりやすい。目に見えないし、歯ブラシの毛先も届かない。
その目に見えない部分も磨くために、毛先だけじゃなく振動で磨くという電動歯ブラシを使っていたはずじゃないのか、と思う。
私はひたすら歯茎を削っていただけだったのだろうか。
（歯と同様、歯茎も減ったら元には戻りまてん）
そういうことで歯医者での衝撃をまとめるとこうなる。
私はちゃんと歯磨きしている。
ちゃんと磨けている。
でも虫歯にはなります。
デストローイ。ボージェモーイ。
先生を責めても仕方がないと知りつつも、納得いかないと散々質問ちゃんになったが、口腔内にはまだ謎が多く、先生も研究中だという。
この間テレビでみた、“ちっこい歯のカケラから丸々一本の歯を再生する技術”ちうのが一日も早く私に福音をもたらすことを切に願うのだった。
あの、（ライブでみたことないけど）ＳＭでピンポン玉みたいなのを咥える帽子（？）。乳歯の頃からあれを着用すれば口腔内衛生に役立つ気がするが・・・などと思いながら治療開始。
ラリる癖があるので麻酔注射を拒否し、野戦病院のようにシラフで歯を削られた。
磨いているので自分には虫歯がない、と信じていた自分がなんかマヌケ。
“平気？痛くないー？”と先生に何度か聞かれたが、正直、肉体的な痛みよりも精神的な痛みのほうが上回っているのだ。
先生は、私が我慢強いことに驚いている様子だったので、“もしかしたら私は鈍感かもしれないです”と告っておいた。
保険の利かない治療の値段をきいてショックが倍増した。その治療とて永久ではなく、しばらくしたらまた壊れるのでそれをまたやり直しせねばならないのだ。すでに治療した歯もそのうち崩壊するだろうし、それを直すときもやっぱりセラミックでやりたいし・・・と頭の中でゼロの数を数えていたらのけぞったままイナバウアーで床に脳天が着地してしまった（嘘）
これからも磨き続けなければ・・・と決意を新たにしつつも、裏切られた（誰に？）気持ちでいっぱいの今、モチベーションはさがりまくっているのだった。