春が来て君は

もう3月も末ですよ・・・

やっぱり国分が凄い。
世界フィギュアの司会が何故この人なのかわからないが、なんか存在感とか必然性とかを少しも示さないまま着々とコマを進めている感じ。
スケートとか得に興味もありませんでしたが、見ていて好きになってしまいました、とかあえて言わないところが凄い。
“やりましたね、笑顔がでましたよ”のような日常会話ではまず言わないセリフを、「スケート用語」として使いこなしているあたり、もうプロと言える。お金もらって仕事していたら誰でもプロなわけだから、国分はとっくにプロなのだけれども、プロはもっと同業者から牽制されたり、前職(アイドル?ミュージシャン?)を否定する踏み絵の儀式を踏まされるもんなのじゃないか。
Jの先輩であるヤクンとかナクヮイをいつか凌駕するのかと固唾を呑んで見守っていたが(嘘)、この人はもしかすると高田純次の血統の人*1なのかもしれない。
“感動をありがとうございました”と国分が言ったとき、横にいた女子穴(ウッチ)が、「この程度の糞仕事で何大層なセリフぶちこいてんの」という顔で「プ」と笑ったが、国分はそんなことお構いなし、少しも怯む様子を見せずに、ムッとするでも照れるでもなくサクサク締めていた。
イレギュラー番組の司会として、バラエティーのにぎやかしの一人として、Jの中堅として、歌手として、バンドマンとして、役者として、いつもちょっとした隙間に国分。変幻自在じゃないか。
Jの天下り先として司会、というのは最近常等になりつつあると思っていたが、この人はまた別の場所へと行くのかもしれない。行かないのかもしれない。そもそも行きたい場所はないのかもしれない。
「こんにちは、国分太一です」といいながらいつかでてくるのかもしれない。
私は受け入れてしまうかもしれない。

*1:それはこんな血統である→http://ww6.enjoy.ne.jp/~are/takada.html