存在の耐えられないカーソル

あじあんばたふらい

両手で自分のアゴを押さえてみると、左側のアゴ骨が若干上にある気がする。
右手でマウスをいぢっているとき、つい左手では頬杖をついているからじゃなかろうか。
アゴが同じ位置にくるまで、左手でマウス操作するようにしてみては?
ということで左側にマウスをおいてみたチュー。
人にPCの説明をするときなど、あまりにもたどたどしい操作をみていて“コイツはわざと緩慢に動いているのでは”と鬼の形相をしてみているが、なれないとこんなもんなんだよママン。
縦横無尽に移動するカーソル。思いがけないところへと飛び立っていくカーソル。
つられてマウスもあっちゃこっちゃするので机の奥行きが2メートルぐらいないとはみだしちゃうよカーソル。
それで右クリと左クリがちゃっかり左右逆になるので変なプルダウンが飛び出す飛び出す。
利き手のほうを自由にしておくと何かと便利じゃないかという思いもあるが、左手でマウスを持ってもつい先に働こうとするのは右手のほうだ。
一説に、脳梗塞などで半身が麻痺し、利き手が不自由になった患者には鏡を渡すといいという。手元じゃなく鏡に映すと、あら不思議なことに利き手と逆の手がまるで利き手と同じように動く(こともあるらしい)。視覚からの情報で自分の脳をだますのだ。そうしているうちに利き手の麻痺が復活した例もあるとか。
私は両利きになり得るか?
飽きるまでしばらく左手を働かせて見ようと思うが、両手とも怠け者になってしまったらいかにせん。