肉ミート毛虫灰色の花

茶毒蛾なんて絶滅しろ

園芸とは名ばかりの庭掃除におわれる。
サザンカがあまりにも巨大化し、しかも’’茶毒蛾’’の大養殖場と化しているので坊主にしたいのだ。
しかし、この作業は冬にすべきだった。すでに大繁殖した毛虫、怖いよ毛虫。
この毛虫に刺されると、とにかく全身痒くて地獄である。
毛虫の毛といい、脱皮した残りかすといい、糞といい、とにかくあらゆるものに毒がはいっているので気が抜けない。人によっては近くをふらりと通っただけでもかぶれるらしいから、私は比較的耐性のある体質なのかもしれない。
が、アレルギーというのはあるとき飽和状態になった途端に爆発発症するというからやっぱり恐ろしいに違いはない。
とにかくなるべく太い枝の根元からばっさり伐採。
問題はこの伐採屑をどう始末するかだ。
茶毒蛾山盛りなのでシュレッダーが使えない。
枝が袋を突き破って外にでると、やっぱり毒牙があふれ出してくるので指定袋でゴミ出しするのも無理に思える。
毛虫と接触せずに処分するとなれば、やっぱり燃すのが懸命であろう。
と考えた。
考えたのだが実行するのは大変。なるべく木に触らないようにチムニーまで運んで、触らないように細かくして、触らないように燃やし・・・・。
毛虫のせいで、作業は遅遅として進まないのだった。
未だ残った枝からは、常に「チリチリ」と茶毒蛾の食事の音が絶え間なく聞こえており、切り倒した枝でも毛虫たちはモリモリ食事を続けていて恐ろしい。
無計画におっぴろげてしまったゴミたちをこれからコツコツ燃やしてやらねばならない。
昼間は燃やせないので、時間があるときに束にしたゴミを夜に陰気に燃やすのだ。
今日もがんばったけど、まだまだ終わりが見えない。
アジサイが咲き始めているが、庭が作業場になっていて芝を刈りそろえるので精一杯。
花を愛でる余裕なんてない。なんだこれは。
季節は先どらなきゃ。オンタイムになったらすでに置いていかれている。

不思議サーカス (マークライデン作品集)

不思議サーカス (マークライデン作品集)

密林のレビューでもすでに書かれていることだが、本のサイズ小さすぎ。
あと、見開き二ページに作品を展開されるのってやっぱり辛い。
本のサイズを大きく!もっとはっきり見せろー。
自分の中にはすでに在るのに、説明できないものを絵にしてみせてくれている、ような気持ち。
本当は私が一方的に共感しているだけなのだろうに。
”キモ可愛いの巨匠”とかいう紹介ってどうだ、陳腐すぎだろと思いつつ、感想を言おうとするとどうしても可愛いという言葉を使いたくなってしまう。
絵の中にたまに使われている漢字まで可愛い。
たびたび登場する「大肉天」ってのにこだわりすら感じたが、おそらくそんなに深い意味はないんだろうなーと思うとまた可愛さがひとしお。
ヒートアップしたので公式からくすねた画像でデスクトップ壁紙をこしらえてしまったぞ。