山茶花ドッペルゲンガー(←東京事変の歌みたくないか?

生まれ変わったらマイケルに

春先、山茶花に茶毒蛾が大発生、どうにかならんか、と騒いでいた私をご記憶でしょうか。
ええそうです。あの茶毒蛾の私です。
その後、もてあましているうちに毛虫はますます猛威を奮い、山茶花の近くによることさえままならない状況になりやした。
それでもう冬までわしゃ知らん、ということで見て見ぬ振りをしていたところ、隣の家のおじさん(山茶花の横に住んでいる)に「夜寝ていても毛虫が葉をパリパリ言わせる音が聞こえる」と泣きをいれられ、「切りたい気持ちはあるけれども毛虫がいて私も近づけないのす」という状況を告げると、「切っていいならワシがいったる」とおじさんが人柱に立候補してくれたのです。
数日後、上下ツナギルック、頭にはヘルメット(原チャリ用)を装備したおじさんが、手に電ノコをもって登場。遠巻きに(近くにいくと毛虫に刺される)した私からのチア・アップをうけつつおじさんが物凄い勢いで山茶花をばっさりやってくれました。
とりあえず頭上からの攻撃をうける心配はなくなったのですが、切り落とした枝をどうしてくれようかと思案中。
焼いてみたり、刻んで袋にいれてみたりと色々試しているのですが、背丈よりも高く積みあがった枝は一向に減る様子が無いのです。困ったよ。
切っては→焼いて。刻んでは→袋詰め。
というのに余暇をつぎ込んでいたのですが、台風のせいで雨が続き、作業ができなくなったために、私はやっとやすらぎの時間を持っているのでやんす。

それはそうと、私は品川駅にある「みにぷら」とかいうソニプラの出張店で、ファンデーションいらずのお粉、というのをみつけて購入してみやした。
化粧下地クリームやらの上に、ファンデなしでいきなり粉をつけてそれでフィニッシュせよ、というものです。しかもSPFつき。(効果あるのか不明)
使ってみたところ、なにしろハケでワサワサするだけで終わるので時間が超短縮。ファンデを塗っていないために崩れることもないし、こりゃあいいぜ、ってんで調子にのりました。
どこまで時間短縮できるかやってみようと思い立ち、コンビニの入り口付近で怪しげなギャル用の色物をあさってみたのです。
アイブロウ←さきっちょのところをグリグリすると、芯がでてくる仕組みで削らなくてイイ。尻のところにちっこいブラシもついていてイイ。
アイブロウマスカラ←超昔昔に超世話になった、れしぇんて(?←マキセリホがCMしていたシセイドーの子供向けシリーズ)にあったのに廃盤になってしまった眉マスカラ。マキセと一緒にどこかへ消えてしまった眉マスカラがさらにお安い感じになってカムバックしていたのでした。どんなに汗かいても眉が行方不明になる心配なし。やりすぎると良純に。
ペンシル状なんでも茶色ペン←なんと呼んでいいのか。「とりあえず茶色にしておいたから茶色くしたいところは顔のどこにでも塗るがいい」と書いてありました。尻のところをグリグリすると、芯がでてきてこれも削らなくていいペンシル。角を使って細くすると濃くて細いラインに。垂直に太く使うと薄くて太いラインに。この曖昧さ。
塗らなくていいファンデ、落ちないアイブロウ(with眉マスカラ)、どこでも茶色ペン(ドラえもん道具風)、と、瞬きするたびにメガネが持ち上がるほどの威力を持ったギャルマスカラ(目元がトーマス兄弟に。つけるとどんどんマツゲが濃く長く!)、これらの道具で、それまで40分近く要していたメイク時間がなんと7分まで短縮されたのでした。
このふざけた顔立ちで今日も何食わぬ顔をして鯖イブしていたのですが、夕刻が過ぎた頃に鏡をみてびっくし。
目の下のところにかつてないほどの小皺が!!
魔法の粉が、私のホルモンタンクから女の子の一番大切なものを奪っていったのです。
そうでした、北風が吹く頃になると乾燥の季節がやってくるんでしたね。
鏡を見た私の顔は、まさにアレです。ドッペルゲンガーに遭遇した人の顔でしたよ。(見たことないけどわかるよ、わかっちゃうよ)
鏡の中で老婆が狼狽していたのです。
明日からまた40分コースに戻ります。
ロクにケアしていない、金も時間もかけていないのにあつかましいですけど、嫌だな!皺って!48って!
齢481を重ねて、老化の恐ろしさをまざまざと体験中。
皺、シミ、タルミ、とかって、単体じゃなくて団体でやってくるんですよ。
タルミを治そうと痩せたところで皺ができ、皺を消そうとなにかをすり込むとシミができて、顔をいじくっている間にも首に死の横線が浮き上がり、必死に首をいじくっていると腹肉が!背脂が!ってかんじで、アンチエイジングって、一度作ってできあがったサンドイッチを、一度全部ひっくりかえしてからまた元のサンドイッチに戻すような作業なのです。
萎びていくレタス。崩れたトマト。ベタつくバター。
一度崩壊したサンドイッチの角は、もう二度とぴっちりした綺麗な四角に戻ることはないんですよー!!!!
そうだよ、だからサンドイッチを→バウルーで焼いてホットサンドにしてしまおう、と思ったのがRIKACOやピーターや、愛絵理の「日焼け=ホット理論」なんだと思うんです。
腐りかけたもんでも、一度火を通せば気分的にイケることあるから。焼きたてなら「出来立て感=鮮度もどき」がだせることあるから!で、いつも焼きたてでいるために、コゲすぎてあんなことになったんだと思うんです・・・
逆に、サンドイッチが崩れたら、上からパセリとかハーブとかクリスピーとかまぶして最初からそんなサンドイッチだった風にしてしまおう、という考えが小柳ルミ子とかうつみグリーンとかの思考なんですね。化膿姉妹とか松田聖子とか。本来の自分とかにはこだわらない。攻めの姿勢です。
元は何サンドだったのか、なんて考えないし考えさせない。
なんて、人様のことはいいのです。
粉に水分を奪われた自分を見て、「ああ、私はサンドイッチをひっくり返してしまったんだぁー」と激しくやってもうた感に襲われてしまい、超本当のことばっかり書いてしまいました。