みあげてごらん夜の月を

きいろもあったり

もう10年も前ですけど、“ラブデリック”という会社がリリースした?moon?というRPGがあった。
RPGなんだけど、「ラブ」を集めて経験値とし、経験値が集まると「生きていられる時間が増える」ために「行動範囲がひろがる」。
そしてラブを集め終わると・・・・。
ちなみに、どういうことでラブが集まるかというと、勇者が殺した生き物の魂にタッチして救済したり、その世界で生きているキャラクターの人生に少し寄り添うような行為をしたときなど。
普通のRPGと間違えて、いわゆる「ジャケ買い」で入手して、最初はシステムに戸惑ったものの、やっているうちにすっかり楽しくなってはまってしまった。
とはいえ、そのときは「いかにも奇をてらっています」っていう印象を少しもっていた。
?moon?の特筆すべきところは他にもあって、まず絵柄が絵本みたいでとても可愛い。綺麗。
「どうぶつのもり」とかにあるようなフォルムが丸い感じともまた違う。とても大人っぽいタッチと色使いなのに可愛いんである。
そしてなんといっても音楽。ゲームにあるまじき斬新な音楽で、ゲーム中、自分の好きな音楽を自分で編集して流すことができる。
この音楽がとてもハイクオリティーだったのだ。
ジャンルも多彩で、邦楽があったりして聴き応えがある。

私は最近、ブライスとは別に「おでこちゃんとニッキ」というドールが気にっているのだが、はじめてでこにきちゃんをみたときに頭の中で流れてきた音楽が、?moon?のエンディングで流れる女の子の歌だった。
この歌、もう一度聞きたいなー!と猛烈に思い、検索してみたらば
・ゲーム会社ラブデリックはもう解散したらしい
・でも10周年にはBGMに使われた曲が全曲はいった三枚組みCDが発売されて好評だった
・楽曲のダウンロード配信もあった
・また乗り遅れた私・・・・
と悲しいことに。
三枚組みというCDを是非とも手にいれたい、とおもったらば、密林にそれはあるけれども値段がトンデモ転売プライスで手がでねえよ!
「あの歌」をもう一度聞くためには、そう、ゲームをもっかいクリアするしかない!
10年前のゲーム。
でもでもでも、私はちゃんとソフトを保存していやした!
捨てていなかったんだな。偉い。

忘れていたけど、PS2でPS1用のソフトを遊ぶときには、メモリーカードも1用のじゃないとダメなのですね。
ハードが壊れたのかとおもって大騒ぎしてしまった。
でもなんとかゲームを開始し、10年ぶりの光景にすっかり心酔。

当時もサントラは売っていたのだけれど、買わなくてもいい、とおもっちゃったのは、確かにこのゲームの音楽はどれもステキなんだけども、いい音楽は他にもあるし、と思ったから。
確かに、もっといい音楽も世界にはたくさんあるのでしょう。
しかし!「いい音楽ばっかり集めたゲームのサントラ」なんかにあれから一度もお目にかかることはなかった気がする。
音楽を聴くことで、頭にあの世界の情景が浮んでくるのもいいし。
っていうことで今、凄く惜しいものを逃したような気持ちになって大後悔。
ソフトなくしてたら大悶絶するところだった・・・と思いながら少しずつゲーム進めて「音楽集め中」。
これ、なんとかPCに取り込むことできないんだろうか。

で、ゼルダはどうなったかというと、船パーツ、あと残り4個。
もう歩きながらゲームする人になってしまっています・・・やってもやってもダブりばかり。
大砲も射的もかなり上手になってきて、まさかのトレジャーハンターも上級クリアしちまっただよ!
でもまだ黄金パーツが3個と「てつのいかり」がでてこなーい!
凄いお金持ちで財布がパンパン。道に落ちてる小銭なんてまたいで通るし、「店のものが売り切れるとどうなるのかな?」というのが見たくて欲しくないもの買いしめたりしても、経済状況になんの痛みもない。
何か欲しいもんがある人にはいくらでも買ってやるし、私の持っているお金で買えないもんなんて何もないです。という夢のようなリッチリッチ。
でも、ああああ、お金で買えないものってあるのね。それが黄金のパーツとてつのいかりだがね。