そして僕はどこへ

予感がする・・・

雨。
記憶によると、モルタラーになり、作業が終わってからずっと雨を待っていたんだけど(濡れたタイルを見たかった)、きっちり気が済むまで降ったのは今日が初だ。
なんとなく気持ちが埃っぽいかんじだったけど、湿度があがってそれが収まったような。
夜な夜なハナレに進入して掃除中。
壁とベッドの境目にある木製棚。
重くて移動できないのでサイコロみたいにグテングテンとまわして移動させたら驚き。
棚の足の形に埃が結束して巨大なモフモフが出土。
このモフは普通、つっついたりすると力なく崩れ落ちるんだけど、ここにいたモフときたら弾力あり、密度も高くぎっちりとしてかなり魂のはいったモフになっていた。
思わず息を飲み言葉にならず、そのかわりに体内の血液が一度全部逆流するような「ドヒー」な気分を体験する。
まあ、このハナレがこの状態になったのは私のせいではない、と私は思っているんだけど(私の管轄ではないから)、目で見ることはあまりない「人のダメな部分」というのがカタチになったもの、それがモフモフなんですよ。
いっそのこと人目につくところに展示して誇示したくなるような見事なモフモフ。
「わー」という小さな断末魔とともに掃除機に吸われていった。
抗わず吸われていくのが不思議なほどのモフモフよ。
私なんて、このハナレの掃除が気になりだしたらとまらなくなり、早く片付けなきゃって思ってついに夢にまで見ちゃったんだからな。
夢ごしに私を召還したのはこのモフか?
例によってすっごく頭にきてぷんぷん状態で掃除したけど、途中からランナーズハイ的に気持ちがよくなり、あやうく恍惚の人になりかける。
掃除機が吸い取っているのは空間であり時間であり・・・・とトリップする。
3人ぐらい子泣き爺を拾ったようだ。背中と足にしがみつかれて、今、体が自由に動かない。
しかし、年始から開始している「在庫一掃キャンペーン」の一環として、「シャワーで済まさず夜にがっつりした風呂にはいるwith入浴剤大盛」にて、汗と一緒に子泣きも退治できそうか。
あと、もう一個驚いたこと。
掃除する自分の動きがなにげに業者くさくなっている。
「汚関係」の人がみたら「あ、こいつチェリーじゃない」と気づくはずだ。
分別といい個人情報の処理といい(水を使うのだムフフ)、手際もいいし、悩まない。あまり使いたくないけど、すっごく役立つスキルがいつのまにか身についていた哀しさよ!!
「どこから手をつけていいのやら」の山をひとつふたつ超えた経験が俺を強くしたのだよ!
チャチャっとアルバムの量を半分に減量する様など我ながらうっとりの手際。
人に知られちゃいけないことがまた増えたよね。

ポチった人形関連のものが一度に届き、なんだかんだ言いながらも人形にだけマメな自分がスゲーなとちょっと思う。
まずは掃除なので余裕ない、とかいいながらちゃっかりポチっていやがる。
お針子ルームの模様替え&掃除もさりげに進行。
もうとにかく場所がないからこれ以上増やせない・・・とおもっていたけど、頑張ってみたら空間出現。
あ、まだ増やせる?と一瞬思ってしまった。恐ろしい。