模索

すんごい寒いだけど・・・

MIENAI!遠くも近くもどっちも見えない。
なにやら視界がオール靄の中である。
朝も夜も霧に包まれている。そんな気がする。
どうにもこうにも視界が悪すぎるので、なんだか怖いけど眼科にいってみた私だ。
近くの視界も危ういので近眼だけじゃなくて乱視とか老眼とかが参入してきやがったと予測。
「加齢のせいですよ」はもう慣れっこで仕様になりつつあるので足掻きません。なんでもいいからさっさと見えるようにしとくれよ!
到着するなり1時間待ちが予告されたので、ヲタ本を熟読しながら待機するの巻き。


リカちゃん 生まれます

リカちゃん 生まれます

欲望がスパークするといけないので熟読は避けていた本だけど、我慢できなくなったので字を全部読むことに。
たまに呼び出されて視力検査を受けたり眼の中の写真を撮られたりする。
そのたびヨロヨロ移動しながらリカちゃんが生まれてよかった!という気持ちを新たにした。
不思議なことに、読んでいるときにはなぜか「リカちゃんで遊ぶ人」ではなく開発者の気持ちである。
デパートの売り場からハウスが売れていくところを想像し、一時的にドライアイ解消。

私がうっとりしたハウスもそのうちの一軒に違いないんである。友達のハウスに居候の身だったけど。
一番驚いたのは、やはり金型が一発OKであの仕上がり、のところ。
人間だけじゃなく人形も、「出自」は大事と感じ入る。
リカちゃんの出自に一点の曇りもなく誇らしい気持ちに!
鼻息荒くヲタ本を眺めているとやっと診察の順番がまわってくる。
私は疲れ目でドライアイだそうな(想定内)。
遠くが見たいなら遠くの見えるメガネを作るべし。
近くが見たいなら近くが見えるメガネを作るべし。
どちらも適度に兼ねるメガネが欲しいなら、今私の使っているキャッスルメガネがまさにその兼ねメガネだという。
OH、せっかく病院まで繰り出してきたというのに、私の視界は改善されないというのです。
そして、コンタクトに関するアレコレは、販売店が受け持つことになっているので眼科は頑なにノータッチの姿勢。
ドライアイ治療の目薬ヒアレイン(なんか名前がかっこいい)が処方されただけで、見えない子のまま失意の帰宅。
ソフトレンズ、二週間使い捨て、ネット販売、といった単語に対して技師の対応が殊のほか冷ややかだったのが気がかり。
そんなの使っていてどうなっても文句言うな、という無言の警告かよ。
で、コンタクト屋に身を寄せてみても「使用上の注意を守ってくださいね」以上のものはないんでしょ、どうせ。
視力悪くなったら最後、「目を悪くするもの」で視力矯正しつつお茶を濁し、さらに目が悪くなったらもっと目を悪くするもので矯正するか見えないままで我慢するか二択とか。
ひたひたと老眼の足音が迫る身としてはレーシックのリスクも気がかりで。
んでもってショックなことに、検査の費用が4kもしたんですよ!
見えないコンタクト3ヶ月分じゃないかよやってられん。
眼科界にも、リカちゃん開発者のような心意気の人が現れないもんか、と夢想する。
眼科界だけじゃなくもっとワイドなワールドに、よりよいものを願う開発者が現れてほしい!
ますます視界の曇る私の願い。
それにしても寒くて革のうわっぱりまだ着ているんですけど?