僕らの行く先

さっぱりはしました

:::キャッスル散髪これまでのあらすじ:::
永らくお姉さんAに世話になり、事なきを得ていたキャッスル。
ところがお姉さんのご懐妊により突然の無所属に!
(その後、お姉さんは無事に姫をご出産。寿ー)
代打として登場したルーシーとの折り合いの悪さに絶望するも
代打の代打として登場したお姉さんBがいいかんじ。
さっそくご指名貴族としてジプシー生活にピリオドを打つと思われた矢先、
お姉さんBが自分探しに旅立った。
再び野良化したキャッスル、とりあえず店長でまにあわせていたが
思った以上に使えない店長にうんざり。
店ごとチェンジの旅に出発することを決意したのだが・・・・?!
飛び込みで他の店へと突撃したキャッスルを待っていたものは!

とりあえず、私が散髪ショップで一番恐れることといえば、無神経な床屋に首をはねられてミートパイにされたり、「何してる人どこの人なんの人」ってウダウダ質問攻めにされたりすること。
頭髪の方針が決まったのちには、静かに数冊の雑誌をあてがったあと、黙々と作業してくれるぐらいが望ましい、腕がいいとなおいい。
予約入れた時の電話の声がおばさんだったため、F1ぐらいの男女が数名働いているような店を想像していたが、実際には髭のおやじが一人で対応している昭和な床屋であった。
これも想定外だったんだけど、驚くべきは他にあり。
店の中に手作りの「原発反対」ポスターと「津波情報」の張り紙が貼られまくっている。

節電モードのために、店の天井の蛍光灯は半分しか装備されていない。
ずっと地震情報のラジオがかかりっぱなし。
最近みかけないのでもう無いと思っていたが、「女性週刊誌」が置いてある床屋ってまだあるのですね。
なんだかそういう空間だった。
そういったことで、髭のトークもオンリー地震なのだった。
髭の地震研究は昨日今日のものではない。
その年月30年に及び、それは髭の趣味のようなものであり、今回の地震は髭の娘(保育園)が前日に予言して近所ではメシアの扱いだという。
なんかカオス。
いきなりのことで受け身になってしまったのだが、おとなしくきいていりゃあ、髭トークの浅いこと赤ちゃんプールのごとし。
どこに30年を費やしたのか、小一時間ネットすれば読めるような話ばかりだった。
髭の説によると、次はもう関東、神奈川来る、ということですでに食糧や水など備蓄済みという。
「政府見解にメスを!危険な原発から子供たちの未来を守れ」とのことだったが髭からはおもいっきりニコチンの匂いが立ち上っていた。
父親の喫煙のほうが、幼児にとっては「今そこにある危機」だ、とかいろいろ思ったがいきなりミートパイも嫌なので髭に賛成ムードをうっすら漂わせてごまかしていた。
「ワックスで毛を束たば」にしたい、のである。
そんなテクの話など仕入れたかったが「もうすぐここくるよ」しかも「津波きたらキャッスルも流れます」そして「東京は火の海だよね」である。
ああ。
今この状態にあって、髭の話を全部嘘だと思っているわけでもないんだけど、朝から着ていく服を悩んだりした自分とのギャップ。
「え、私ここでなにしてんの」と迷子になったり。
でも、変な小娘にぎらぎらトークされたりするよりかはずっとマシだったので「最悪の状況は免れた」といえる。
さらに、髪型の仕上がりもまんざら悪くない、という。
さらにジプシーしながら「保険の店」として髭があるのもいいかもしれない。
できたらもっとキラキラ感のある店がいいけど。
とりあえず和やかにやり過ごせた私たち、キャッスルの協調によりわれわれの意見はずっと同じ方向だったんだけど、私が不用意にレンホsageしたときは髭がひきつっていて驚いた。
まあ初対面の人と政治の話しているのに特定の議員を話題にした私がダメな子なんだけど、一体どんなカマシをいれたのか、レンホのやつ、こんなとこにも信者を囲っているんだ。
あーやってもこーやっても安泰かもね。
キャッスルジプシーはまだ続く。

☆楽しみにしていた24のファイナルシーズン放送延期。
今は5シーズンを再放送なんだけど・・・何度みても面白いもんは面白いや。
ファイナル、なるべく早く放送希望ー