毛達

夏はデブに厳しい季節

暑い。なんでも暑さのせいにしたくなるおデブちゃん。
痩せという使命を負った者ゆえ、汗をかくのもまた使命、かとおもいきや。
汗をかけば痩せるっていうのもガセビアなんだってね。
代謝しているわけだしいかにも痩せに効いていそうなのに。
むしろ汗をかくと疲れるから効率も落ちるし、汗をかかないのが不健康なだけでかけばいいってもんじゃないだとよ。
なんというか、宗教みたいになんらかのダイエットにはまってしまいたい。
何かを盲目に信じて何も考えずに突き進んでいきたい。
が、痩せのために色々作戦を考えねばならず(代謝とか心拍数とか脂肪率とか)、色んなやり方を調べたけどつっぱしっていく系ダイエットは若者にしかできないみたい。
だいたいからしてまず頭で考えないと動けない自分。
そもそもそれも嫌なのに、色んな痩せマニュアル読破して時間をとってしまったぜ!
そして、一キロ二キロと端数にふりまわされて一喜一憂もいやなので、見た目にだけこだわって体重そのものは気にしないようにしよう・・・・と思っていた私もとうとう色々測定できるヘルスメーターを買ってしもうたがな。
だからさっさと買えばよかったじゃん、という反省の気持ちでいっぱいです。
体重は予想のさらに上をいっており、嘘だーと叫びながら町内を駆け回りたい気持ちとそのまま不貞寝したくなる気持ちが交錯してデブの心をかき乱してた。
本当の体重を知ったらモチベが下がって続行不可能になるんじゃないの?というのを恐れていたんだけど・・・・
あの数字の前に、ダイエットするかしないかの選択肢が自分には残されていないと悟った。する一択。

毛が伸び野比たので散髪へ。
新規開拓する元気がないのでまたふらふらと髭のところにいってしまった。
去年の今頃、いくらなんでも飢えと彪の写真を持っていって「これにしてください」ってのはちょっとねえ・・・という理性があったがもうヤケだぁ。
某芸能人の写真を恥ずかしげもなく印刷していき、こうしてくれろと髭に訴えた。
前回見せた写真もまたみせて、本当はこうしたかったんだ・・・・とかいうところを説明。
髭は私の言いたいことをすんなり理解。
好調に意思疎通できて、過去最高満足値をマーク。
ところで、散髪の終わりに、合わせ鏡で「こんなんでましたー」の儀式、ありますよね?後ろはこうなってますよ、の確認。
今回それをしなかったため、帰宅の途中で気づいて実際に家で確認するまで不安だった。
なんで確認しなかったかというと、散髪の途中で髭と予想外にトークがはずんでしまったからなのであった。
トークの内容は禿。
髭は魔王イノウエが、なぜあんなに禿を強調するスタイルをわざわざ維持しているのか疑問だという。
私も同感。しかも、見るたびにエリアが拡張しているようでなんか痛々しいとおもう。
前髪を作るなり、パーマをかけるなり、もっとごまかす方法がいくらでもあるとおもうのに、なぜ?
そして調子にのった私が、アサギのあぜ道について髭にレクチャー。
この人も、もっと目立たない髪型にすればいいとおもうのになんで?ということをなぜか力説。
もし私がアサギの担当美容師だったら、本人に率直にそう言うのに。プロとして。
しかしアサギのあぜ道に関しては、プロらがアドバイスをすでにしている、という説もある。アドバイスはしたが、気の強い誰かさんはそれを受け入れることをしなかったため、現在誰も触れることができず、みんなが気付かないフリを続けている・・・とか。
髭がリリースした言葉は、「へえ、そんなに気が強いんだ」。だった。
アサギを気の弱い人だと思ったことがあったのか尋ねると、そもそも、桃の事件がおこるまでアサギに興味がなく、ぶっちゃけ今も興味がなく、目にする機会もないため考えたこともなく・・・・とのことであった。
言われれみたらそうである。
そもそも、アサギなんて気にかけるほどの価値もないのになんであんなのに熱くなっちゃったんだっけ?と私もちょっと正気にかえった。
一度あぜ道が気になったら、気になってしょうがなくなってしまい、そうこうするうちに桃の件があったためにうっかりはまっちゃってたんだけど。
無理やり復帰したアサギはヘアスタイルをチェンジしたという説もあるけど、私はまだ見ていない。
これからも見ないで済めば幸いである。
なんというか、「あんたそれもうやめたほうがいいよ」というのを、自分で客観視できたらいいけれども、人間なかなかそうはいかないし、人から指摘されたらせめて素直に受け止めて対応できる人でいたいけれど、そうもいかないときもあるし婆になるって大変だよ・・・とかいろいろ考えていた→そのため最後の確認を怠ったまま髭をあとにしてしまったのだった。
とくに問題なかったからいいけど、もし、正面から見えないところがおかしなことになっていたらどうすんだ、っていう。私だけでなく髭もしっかりしろといいたい。
今、なんつーことない髪型だけど気に入り。
こんな普通の状態にするために、3年もかかったわけだ。
お姉さんA,お姉さんB、ルーシー、ダメ店長が挑戦するもあえなく脱落(AとBは実現に至っていたが店から逃走したため維持が叶わなかった)、結局私の野望を実現したのはなぜか髭。
自分の伝達スキルを責めていたんだけど、まあ口では説明できないこともあらぁ。
前回見せた写真と、今回見せた写真とを見比べて、「ああ、これは口で説明するとなると難しいなあ」と髭も言っていたし。
とりあえず髭だったら、産休とることもないだろうし今更自分探しにでかけて行方不明になることもなさそう。とはいえ油断はできないが?
やっと毛に安らげた。早くデブも解消したい。
髭、病気になったり引越たりするんじゃないぞ。