メーテル僕もつれていって

春なのに

尻尾をまいて逃げて行く私、水の瀬戸際まで攻撃しようと追いかけてくる執念。地上に舞い戻り、セーブはとるけど上書きはせんでおこう、と思っていたのに、タコ殴りのあまりの執拗さにプンプンしながら操作したため、力いっぱいに上書きセーブをとってしまいショック倍増。
ココまで来たけどもうだめだぁ。
最後のトライをせんと(そういう自分もかなりのしつこさ)、再起動すると、やったねラッキーなことに、サイは最初の守備位置に戻っている。
気をよくしながら11体目に突撃。
すでに鎧を壊してあるのであとはしがみついてグサグサしてやればよいのだ。フフフ・・・・
巨像といいつつあまりにも小さいことに若干のシコリを残しつつ撃退。
噂によればまたこのサイがでてくるらしい。コイツ嫌い。
12体目は突然の神隠し。汚れ神さま?
史上もっとも臭うタイプ。綺麗な湖に住んでいるのに虫歯菌みたいな容姿をしてらっしゃる。脳天に虫歯。
この虫歯を剣でガシガシ叩くと、叩いた方向に進んでいくというとってもアメージングな巨像。
いい加減に手の筋がつってきました。
とくに面白みもないのでさっさと片付けてしまいたい。
はやる心が何度も容易な操作を妨げるがなんとかやっつける。グサグサ。

馬に張り手を食らわしながら砂漠へと乗り込む。元気ですかー!
ダー!
今度は炭火でチリっと焼いてマヨネーズをかけてやりたいような巨像13体目。
これは巨像の名に恥じない巨像ぶり。砂漠のマップいっぱいいっぱいに駆け回るので、私もここぞとばかりに馬を操って追尾。かなりの楽しさ。相手は砂漠にもぐったり空中に浮遊したりと自在に移動するので、童心に返って私もかけめぐる。
弓矢で腹の下にある浮き袋を射止めると、中からイカ墨を吐きつつ地上すれすれをズサササーと移動し始めるので、その翼ともヒレともつかない部分にユー飛び移っちゃいなよ。
馬で幅寄せしつつ、すりよってジャンプ、何度も失敗するけれどもかなりの爽快感があるのでよしとする。
羽根から背中のモサモサ毛に飛び移り、うろこの隙間から弱点をグサグサ。
楽しいので数回にわけて堪能する。ひゃほー。
かなり気をよくして14体目。
がっかり欝なことにまたサイが登場してテンションダウン↓。めちゃダウン↓。
柱に飛び移り、そこから別の塔に飛び移ってそこにサイを激突させて倒し、それを足場にしてまた別の塔に・・・と繰り返して高台へ。
ところが三体目の悪夢再び、ジャンプの仕方がよくわからないので今更ながらにまたマニュアルを熟読して操作方法を考える。
どうも、ジャンプ▲ボタンを押すときにどうしてもR1ボタンを早めに押してしまうのがいけない様子。
心してやるようになるとやっと塔に登る方法がわかった。
遅すぎ。
今までどうやっていたのか。
失敗して地面に落下するとまたサイが猪突猛進攻撃をしかけてくるので油断がならない。
そうこうするうちに、また壁際に追い詰められてタコ殴られる。
生まれて初めて死んだ。
サイにゴイゴイ頭突きをされて、立ち上がろうとするとまたやられて、そのまま石と壁の狭間で事切れてしまったんである。
猛烈に腹立たしい。
仕方なくリトライだ。
コイツ嫌い。
ムカムカしながらなんとか倒す。
15体目。
また巨人系の巨像。登場シーンがなかなかいい。崖の下からぬぅっと手がでて頭がゆっくり持ち上がってくる。
目が可愛い。
サイで荒んだ気持ちが少し癒される。
見とれている場合ではない。
難なくやっつける。
こうして振り返ると、ジャンプ必須のゲームをしていながら、私はジャンプのアクションが苦手みたい。
ジャンプなしでいける巨像ならこんなに心穏やかなのだ。
とにかくサイはもうこりごり。
ああ、遂に最後の巨像までこぎつけた・・・
このままエンディングまで見てしまおうと勇んで16体目。
この巨像がなんだかマジンガーみたい。
鉄でできたオルガンから、破壊力バツグンな電撃をガシガシうちこんでくる。最悪。
しかも。ここまで苦楽を共にした馬が、落下する橋とともに床に崩れ落ちていってしまった。この寂しさ。
悔しいのでさっさと巨像をやっつけたいが、私の握力が限界。あとちょっとのところまで来ているのに(あとは肩と脳天にとどめを刺すのみ)同じところでつっかかって進めないので静かに電源を落とした。
ちなみに、このゲームのキャッチコピーは「最後の一刺しはちょっとセツナイ」。
もうとっくにこんな悲しいのに・・・。