泳ぎだした金

生まれたては、みんなトロ箱の淵と底にへばりついていた稚魚だが
だんだんと真ん中あたりを魚らしく泳ぐ子も出現。
指でモミモミすりつぶしためだかのエサをあげているけど
これで大丈夫なのかな。
今は透明な稚魚。
いつ、どんな風に赤くなるのかそればかりが気になる。
いまさら金魚じゃなかった、というオチは勘弁してもらいたい。
”金魚の赤ちゃんはすぐには泳がない”というのはちょっと驚きであった。
まだ金魚に目覚めていない。どちらかというと自分を卵とおもっている。
そんな赤さんたち・・・
覚醒前!というのにちょっとロマンを感じる。

大きな金魚たちは全員90へ移動した。
追星の影響なのかなんなのか、和金の一匹が執拗に琉金への
ストーカー行為をくりかえしていた。
琉金の尻尾のスカートみたいにひらひらしたところに
頭をつっこんでお尻を狙っている?
こんなこと24時間されたら疲れてしまうだろう、ということで
一度は60に戻した琉金
90がまったりした感じになったときを見計らってまた90に。
しつこくまたストーキングがはじまったので
気をそらすためにエサを投下したらストーキングがピタリとおさまった。

いまだに謎なこととして、金魚の視力があるかないかというのがある。
高い説と低い説があるけど、どうなんだろう。
水槽の外の気配を音以外でも察しているように見えるので
まったく視力がないとは思わないけど、
エサを探すときにはにおいを頼りにしているらしく
金魚の嗅覚はけっこういい、という説は本当っぽく思っている。
でも、二種類使っているエサの片方をいれたとき
まったく無反応なことがあるのは
このエサのにおいに魅力がないのか、いつもとカタチが違うから
視覚で認識できないのかどちらなんだろう。

ふてぶてしい態度には赤さん時代の面影なし。
これは人間と同じである。